わかれあげまん
柚はすくっと立ち上がり。
「…コーヒー飲んでくる。」
と、ひとりションボリ部屋を出た。
学食へと続く石畳の遊歩道を行きながら。
じゃさ。
藤宮くんがなんだかんだ言って助けてくれたり、さりげにあたしの事励ましてくれたり、構うのって。
それもやっぱり、あたしの“あげまんなカラダ”目当てなのかな。
本人は違うって。
他の奴と一緒にするなって言ってくれたけど、
…なんか自信なくなってくる。