わかれあげまん
クソ親父の思うままに、
転がされてただけだったなんて。
強い孤独感と、逃れることを許さない束縛に対する、絶望にも似た想いはひたひたと哉汰の心の淵を容赦なく濡らして来る。
そうだ。
どこまで行ってもダメな男だな。
お前は。
酷く無能で、弱い人間だ。
自分の中に木霊する自分自身の冷徹な声。
それは生きる気力すらこの満身創痍なこの身体からそぎ落とそうとしているかのように感じられ、哉汰はブルリと身を揺すった。