わかれあげまん







静かな溜息とともに触れていた指が力を失い、するりと肩へ滑り落ちた。



そして。



「…送ってく。」



呟いた哉汰はすっかり素の表情に戻っていた。



「え。…あ、うん。」



戸惑いながらも、柚もそう返し。




哉汰は静かに頷き、それから脇の藪に停めていたバンのドアを開け運転席に座り込んだ。











< 279 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop