わかれあげまん






まずいな。あたし。




今、そんな場合じゃないのに。


頭では、分かってるのに。


ほんのささやかな藤宮くんの

優しい所作にさえ、こんなにも酔わされてしまっている。




どうしよう。




…どんどん好きになってる。




どうしよう。…





柚は怯えるような視線をそっと上げ、フロントガラスに映りこみ哉汰を盗み見た。











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