キミがいた夏~最後の約束~



私の瞳から涙が溢れていた



「実際に最初は怖がっていたたっちゃんも…途中からは楽しそうにしてたから…」



そんな私の手を綾香がギュッと握りしめてくれた



なーんだたっちゃん

全然怖がらないじゃん

つまんないの~



『おねーちゃん楽しいね』


『まあね~』


『でもたっちゃん疲れちゃった』


『そうだね、そろそろ戻ろ

…━━━━━━!?』




その瞬間



大きな波が全てを呑み込んでいく




たっちゃん


たっちゃん


手を離しちゃダメだよたっちゃん


たっちゃん


おねーちゃんここだよ


たっちゃん


誰かたっちゃんを助けて


まだ小さいの


浮き輪なしでは泳げないの


誰か…


誰か…





誰か━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━

━━………‥‥‥‥‥

………………‥‥

…………‥‥‥









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