キミがいた夏~最後の約束~
「違う…美鈴のせいじゃない…」
橘先輩は今度は静かにそして苦しそうな表情でそう口にする
私はその言葉を聞いて首を横に振っていた
「ううん…どうしたって私のせいで…」
私の目からポロポロ止めどなく流れる涙
「私がたっちゃんに嫉妬してたのも事実で…」
そんな私に橘先輩がゆっくりと近づいてくる
「私があの日…たっちゃんを誘ったのも事実で…」
橘先輩は私の前でゆっくりと座り私の両肩をそっと掴む
「たっちゃんとお母さん…2人とも…私のせいで…ヒック…ヒック…」
そして大事なものを扱うみたいにやさしく抱き締めてくれた
「…ヒック…思えば私…生まれた時点で…お母さんを殺してる……ヒック…」
「━━━━━━バカなこと言わないで!!」