キミがいた夏~最後の約束~




「ま、って言ってもずっと一緒にいたわけじゃないの」


そう言って親指を立てて隣のトビーさんを指差す


「この人、子供いるでしょ?だから…」


それはトビーさんが他の人と結婚してたことを意味している


それを聞いてなんだか切なくなった


「まあ、今は一緒にいれるからいいんだけどねー?
あの時は辛かったなぁ…完全な私の片思い…」



都さんは昔のことを思い出したのか今度は切なそうな顔をしてゆっくり話し始めた



「この人ねぇ…大学2回留年してるの」


「ええ!?」


「バカでしょ?サーフィンばっかりやってて単位落としまくって」


「そーなんですか?」


「うん、バカが付くほどのサーフィンおたく!」


そう言ってトビーさんの頬をつっつく


「まあそのお陰で私は彼と会えたんだけど…」


私は少し笑って頷いた


本当に、出会いって奇跡だと思うから






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