キミがいた夏~最後の約束~
橘先輩の部屋は玄関のすぐ前にある階段を上がった2階にあった
「どうぞ」
橘先輩に促され、一歩部屋の中に入る
橘先輩の部屋はとてもシンプルで目立つものと言えばベットと机とテレビだけ
それを装飾する物と言えばベットの上に貼ってある写真と所々に置かれているサーフィングッツぐらいだろうか
初めて入る男の人の部屋
初めて入る橘先輩の部屋
どういう表現をしても緊張することに変わりはなかった
橘先輩は女の子が部屋に入るのなんて慣れた様子で、そんな私を『どうした?』っという感じで見ている
なんだか悲しいというより悔しい…
「言っとくけど、この部屋に女入れたの美鈴が初めてだから」
そんなに私って考えてること分かりやすいかな?
なんだか意地悪したくなってきた…
「嘘だ」
「は?」
「なれてるし」
「はあ?」
橘先輩はふて腐れている私を見て、やれやれって顔をしている