空を見上げる皇帝ペンギン。
今になってようやく男子と話すの苦手だな、って分かる辺り、私は成長が遅いんだ。
夕方も過ぎて、このカラオケボックスからは見えないけど、外は真っ暗なんだろーなー、と考えながら携帯を見る。
誰から着信やメールを待ってるわけじゃない。
苦しくなってきたこの狭い部屋から、抜ける口実が無いかとぼんやり考えていた。
友達は、卒業したからなのかハイになっているし、みんなも泣いたり笑ったりで盛り上がっている。
それを静かに見て、抜けたい私は、やっぱり寂しいなんて思っていなかったのかもしれない。