ねぇ、そばにいて。

頭を撫でてみようと触れれば



「…やめてください」

あら。…失敗。
さらに眉を寄せてしまった。



「なによ? どーしたってゆうの?」


「……黙っててください」

漣はまた私の後頭部を引き寄せる。



「…ん…っ……」

荒々しいキス。

別に、嫌なわけじゃない。
むしろ不機嫌で少し乱暴な漣は新鮮だ。

ただ、珍しくて。気になっただけ。





私の腰にあった漣の手が服の中へ入り込んできては、背中をなぞるように滑っていく。

頭にあった方の漣の手は、剥き出しだった私の太もも辺りを撫で始めた。


その間もキスは降り続く。

わざとなのか、
クチュ と卑劣な音が響いて。




「…ん……」


舌を吸い、ひどい角度で絡めてくるくせに
私がそれに応えれば離れる。



漣のキスは私が知っている誰よりも気持ちいい。

焦らしの多い意地の悪いキスだけど、
ツボを知っているだけ憎めない。



やがて、漣は膝で私の脚を開かせて
そのまま敏感になった所に押し付け、刺激し始める。



「…ぁんっ………」

思わぬ大胆な刺激にゾクッと反応すると、
鎖骨辺りにいた漣は私を見上げた。






< 26 / 43 >

この作品をシェア

pagetop