いつか会えるね
部屋に入ると、スリッパからタオルまで、キティで埋めつくされていた。

ピンク色の壁紙に囲まれる。

「すごーい!!」

興奮して、中へ進む。

なぜか、プラスティック製のブランコ。


これは子ども用だろー?

「乗れるのかなぁ?」

とりあえず、試す!


そぉっと腰を降ろした。

ギッ…と嫌な音がしたが、大丈夫そうだった。

「景子、喜びすぎ…。」

ヒロくんが、おかしそうに笑っていた。

「だって…。」

ヒロくんが、私の前に膝をつく。



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