ブラッディマリー
 

 和は万里亜を抱きすくめながら、痩せ身の彼女の浮き上がった肋骨をたどり、その指を下に滑らせていった。


 ひらひらと頼りないスカートをめくり上げ、指先を彼女の下腹に這わせる。



「……っ!」



 声にならない声を漏らし、万里亜は身体を折ってカウンターに上半身を預けた。


 あっさりと下着の中に侵入した和の指先は、すでに熱く溶けた万里亜のそこを、馴染ませるように撫で付ける。



「な……っぎ……やだぁ……」


「……嫌、じゃないだろ……」



 呼吸が苦しく感じるのは、単に興奮しているからか。


 万里亜がびくびくと反応を示すことに沸き上がる喜びは、自分も彼女自身を欲しているからだということは、嫌でも判る。



 さっき万里亜の血を飲んで満たされた筈の自分が彼女を欲しいと思うのは、別に今の彼女にそれが必要だからじゃない。


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