きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
な、に、? ……圭輔……?


「あ、の……」


胸の前で両手を握りしめて、チラリと圭輔の顔を見上げる。


あたしよりも、はるか上空にあるのは、怒ったような圭輔の顔。


黒くて短い髪も、切れ長の綺麗な目も、浅黒い肌も。


全部全部、見慣れてるハズなのに。


「……っ」


思わず息をのんでしまうくらい、切なくて、綺麗。

< 200 / 527 >

この作品をシェア

pagetop