Nocturne



「私は…最大級の馬鹿だった」



そのことにやっと気づかされたんだ。





ねぇ、皇?

あなたは覚えてる?



私達が付き合いだす前のこと。

私が、あなたに言った事。


私が言ったのに、
私はすっかり忘れていたよ。


―――皇。

私は前が見えなくなってたんだね。








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