赤龍が惚れた女

「あっはは(笑)もう愛果ちやん可愛いすぎる!!あぁ~ねっ!妹にならない?」
「えっ?」

妹…ずっと姉妹が欲しかった

廉が部屋から出てきて
私に

「姉貴お前が気にいったんじゃね?妹になってやってくれ(笑)…って泣くなよ(笑)」
え?…本当だ。私泣いてる
嬉しくて泣いてる

「ずっと姉妹っ…ほしかったからっ…嬉しくてっ…うぅ…ふぇっ…」

ギュッ…ー

「えっ?」

抱きしめたのは廉じゃない
お姉さんだった

「大丈夫よ。もう大丈夫。私が、廉が仲間が守から。なにがあっても命かけてまで。愛果ちゃんはもう私達の仲間でしょ?それに私の妹(笑)」

「うぅっ…ふぇっ…うっ…う…」

私は涙がとまらなかった
お姉さんがこんな私の事を仲間だと言ってくれた事。胸が苦しかった
味方がいるって事。

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