ブロってますか?
いよいよ健一が、会社を去る日がやって来た。
総務に行き、事務手続きを済ますと、関係各位を回り、退職の挨拶をして行く。皆残念がる。しかし、皆本当の理由は知らない。
会社の入口を出て、振り返る健一。本社の建物を見上げると改めて感慨深い物がある。
そこに、走って会社から出てくる男の姿がある。後輩の三宅である。健一にブログを勧めたのも三宅だった。
「先輩!何故?」
「うん、ちょっと実家に帰らないといけなくなってな。お前頑張れよ!頼むぞ。」
「寂しいなぁ。先輩お元気で…」
「じゃあな。」
振り向き歩き出す健一。
その姿を見ながら、三宅が声を張り上げる。
「先輩ー!ブロってますかぁー!先輩のブログ見ますからねぇ~」
その声に、振り向かす片手を上げ、力の無い笑いを浮かべ歩き去る健一。
それから一週間、引越の準備、職安の手続きに走り回る健一。
そして、引越の日。いよいよこの街ともさよならである。去るとなると、様々なこの街での思い出が蘇る。
しかし、今の美沙子にはこの街での思い出は何一つ無いのであった。
引越当日の朝になった。業者は10時に来る予定だ。
チャイムが鳴る…
総務に行き、事務手続きを済ますと、関係各位を回り、退職の挨拶をして行く。皆残念がる。しかし、皆本当の理由は知らない。
会社の入口を出て、振り返る健一。本社の建物を見上げると改めて感慨深い物がある。
そこに、走って会社から出てくる男の姿がある。後輩の三宅である。健一にブログを勧めたのも三宅だった。
「先輩!何故?」
「うん、ちょっと実家に帰らないといけなくなってな。お前頑張れよ!頼むぞ。」
「寂しいなぁ。先輩お元気で…」
「じゃあな。」
振り向き歩き出す健一。
その姿を見ながら、三宅が声を張り上げる。
「先輩ー!ブロってますかぁー!先輩のブログ見ますからねぇ~」
その声に、振り向かす片手を上げ、力の無い笑いを浮かべ歩き去る健一。
それから一週間、引越の準備、職安の手続きに走り回る健一。
そして、引越の日。いよいよこの街ともさよならである。去るとなると、様々なこの街での思い出が蘇る。
しかし、今の美沙子にはこの街での思い出は何一つ無いのであった。
引越当日の朝になった。業者は10時に来る予定だ。
チャイムが鳴る…