ブロってますか?
恵美に悟られまいと、無理に笑顔を作り
「じゃ、またね。恵美ちゃん。」
明るく言い車を出す健一。
美沙子は恵美に対し軽く頭を下げるだけだった。
半日掛け車は健一の実家に着いた。
母親との挨拶もそこそこに、荷物の搬入をする健一。
ようやく一段落したのは夜の8時だった。引越業者にお礼を言い、母親と美沙子の三人で遅い食事をする。
「健一。びっくりするじゃないか?一体何があったんだい?それに美沙子さんも様子が何だか変だし?」
「後、後。まずは飯。腹へったぁ~」
その場をごまかし、食事を終えると、美沙子に先に風呂を勧め、その間に母親に全てを話す健一。
美沙子の記憶障害の事、膵臓癌の事…
黙って聞いていた母だが、
「…不憫だねぇ、助からないのかぃ?あの子の家系も途切れるねぇ。」
そう言うと、涙ぐむ母親。
「内緒だからね。普通に接してね。俺は明後日から仕事探すけど、当分、貯金と失業保険あるから出来るだけ美沙子についていてやりたいんだ。」
「そうしておやり。本当に治らないのかね?親より先に逝くのは親不幸だよ。」
美沙子の両親は亡くなっているのだが、母親は美沙子を我が子と思っているのだった。
「じゃ、またね。恵美ちゃん。」
明るく言い車を出す健一。
美沙子は恵美に対し軽く頭を下げるだけだった。
半日掛け車は健一の実家に着いた。
母親との挨拶もそこそこに、荷物の搬入をする健一。
ようやく一段落したのは夜の8時だった。引越業者にお礼を言い、母親と美沙子の三人で遅い食事をする。
「健一。びっくりするじゃないか?一体何があったんだい?それに美沙子さんも様子が何だか変だし?」
「後、後。まずは飯。腹へったぁ~」
その場をごまかし、食事を終えると、美沙子に先に風呂を勧め、その間に母親に全てを話す健一。
美沙子の記憶障害の事、膵臓癌の事…
黙って聞いていた母だが、
「…不憫だねぇ、助からないのかぃ?あの子の家系も途切れるねぇ。」
そう言うと、涙ぐむ母親。
「内緒だからね。普通に接してね。俺は明後日から仕事探すけど、当分、貯金と失業保険あるから出来るだけ美沙子についていてやりたいんだ。」
「そうしておやり。本当に治らないのかね?親より先に逝くのは親不幸だよ。」
美沙子の両親は亡くなっているのだが、母親は美沙子を我が子と思っているのだった。