ブロってますか?
翌日、検索した病院に美沙子を連れて行く健一。
前の病院からの紹介状もあり、電話で予約していたので、すぐ検査を受ける美沙子。
検査は1日中掛かった。


夕方、担当医師に呼ばれる健一。


「間違い無いです。明日からでも入院されますか?」


「先生、やはり家内は…」


「残念ながら、恐らく手術しても手遅れかと…延命治療は可能かと思われます。」


「延命って…どの位延びますか?」


「個人差もありますが、もって半年かと…あくまで私見ですが。」


「今こんなに元気なんですよ!信じれない。」


「恐らく、体がまともに動くのは後1ヶ月位かと思います。」


「わかりました。先生、1ヶ月ですね。入院はさせません。通院と投薬でお願いします。」


「わかりました。力不足で申し訳ありません。」


病院から美沙子連れ帰った健一。
翌日から、母親と三人で日本のあらゆる所を旅して回った。

北海道の大自然に感動し、沖縄の海に心奪われる。美沙子も健一の母親を実母の様に慕い、はたから見ると本当に仲のよい家族旅行に見えた。


楽しい1ヶ月は、夢のように過ぎ去った。旅行より帰ったある日の夜。突然美沙子が苦しみだした。
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