ブロってますか?
健一は心の中で小さくガッツポーズを取る。
『やった!理恵チャンに会える。って待てよ。俺は健一であって、健チャンではないんだから…あくまで上司として接しなければ。緊張するな。』
心は来週の営業所に飛んでいる健一だった。
その日の昼、社員食堂に行く健一。実質昨日の昼から何も食べていない健一は空腹で、とにかくしっかり食べようと、いつもの定食にラーメンまで頼み、空いてる席を探すと、三宅が食事してるのを見つけ隣に腰を下ろした。
「よっ、元気かぁー、久しぶりに顔見るな。」
「あっ、先輩!お久しぶりす。新規営業所の立ち上げ行かれてたんでしょ?お疲れ様でした。」
「どうしたん?お前食欲ないの?」
見ると、いつも大食漢の三宅が、サンドイッチを細々と摘んでいる。
「えぇ、ちょっと…」
「何かあったか?悩みなら聞いてやるぞ?そうだ!例のブログで知り合った彼女どうした?」
「先輩~…その彼女なんですが…何度か逢って付き合うようになったんですよ。そして、結婚の約束もしたんです。」
「よかったな!おめでとう!」
「よくないです!おめでたくないっす。」
それだけ言うと、涙ぐむ三宅。
『やった!理恵チャンに会える。って待てよ。俺は健一であって、健チャンではないんだから…あくまで上司として接しなければ。緊張するな。』
心は来週の営業所に飛んでいる健一だった。
その日の昼、社員食堂に行く健一。実質昨日の昼から何も食べていない健一は空腹で、とにかくしっかり食べようと、いつもの定食にラーメンまで頼み、空いてる席を探すと、三宅が食事してるのを見つけ隣に腰を下ろした。
「よっ、元気かぁー、久しぶりに顔見るな。」
「あっ、先輩!お久しぶりす。新規営業所の立ち上げ行かれてたんでしょ?お疲れ様でした。」
「どうしたん?お前食欲ないの?」
見ると、いつも大食漢の三宅が、サンドイッチを細々と摘んでいる。
「えぇ、ちょっと…」
「何かあったか?悩みなら聞いてやるぞ?そうだ!例のブログで知り合った彼女どうした?」
「先輩~…その彼女なんですが…何度か逢って付き合うようになったんですよ。そして、結婚の約束もしたんです。」
「よかったな!おめでとう!」
「よくないです!おめでたくないっす。」
それだけ言うと、涙ぐむ三宅。