ブロってますか?
「お、お前泣いてるの?何があったんだよ。言ってみろよ。」
「先輩にだけですよ。誰にも言わないで下さいね。実はその子が、親が病気で手術しないといけないから、保険が下りるまで100万円貸してくれって言って来たんです。」
「で、貸したの?お前貯金とか有ったの?」
「無いですよ!独身生活を謳歌している身ですよ。でも結婚するし、保険下りるって言うから、社員共済会から借りて渡したんですよ。そしたらそれっきり連絡来なくなって…ブログも閉鎖してるし、電話もメールも繋がらないんですよ。」
「でも、相手の住所は知ってるんだろう?」
「それが…逢うのは何時も待ち合わせして逢うので、詳しい住所も知らないんです。」
「警察に届けたのか?」
「はい…そしたら、あんたもか?今近県で同じような被害届がかなり出てる。同一犯の詐欺師の可能性もあるな。って言われました。もうショックで…」
話しを聞いた健一もショックだった。
『やっぱそこに愛は無かったって事か…いや!理恵チャンは違う!面接までしたし、住所も履歴書見たし!それに、素直な良い子だ!』
己の頭の中に広がる妄想を慌てて打ち消す健一。
「先輩にだけですよ。誰にも言わないで下さいね。実はその子が、親が病気で手術しないといけないから、保険が下りるまで100万円貸してくれって言って来たんです。」
「で、貸したの?お前貯金とか有ったの?」
「無いですよ!独身生活を謳歌している身ですよ。でも結婚するし、保険下りるって言うから、社員共済会から借りて渡したんですよ。そしたらそれっきり連絡来なくなって…ブログも閉鎖してるし、電話もメールも繋がらないんですよ。」
「でも、相手の住所は知ってるんだろう?」
「それが…逢うのは何時も待ち合わせして逢うので、詳しい住所も知らないんです。」
「警察に届けたのか?」
「はい…そしたら、あんたもか?今近県で同じような被害届がかなり出てる。同一犯の詐欺師の可能性もあるな。って言われました。もうショックで…」
話しを聞いた健一もショックだった。
『やっぱそこに愛は無かったって事か…いや!理恵チャンは違う!面接までしたし、住所も履歴書見たし!それに、素直な良い子だ!』
己の頭の中に広がる妄想を慌てて打ち消す健一。