運命のヒト
シロの寝顔を見ながら、いつのまにかあたしも浅い眠りに落ちていた。
目覚めたのは、外が白み始めたころ。
まだ薄暗い部屋にシロの寝息と、半開きのドアの向こうからは大我の寝息が聞こえた。
あたしは体を起こし、カーテンをそっと開けた。
……そこに広がっていたのは、目のくらむような雪景色。
一夜のうちに白銀の衣をまとった世界に、あたしは思わず息をのむ。
ところどころ朝焼けを反射した雪が、薄紫やピンクに染まっていた。
「おはよ」
背後からふいうちで声がして、あたしはビクッとして振り返る。
「あ……シロ」
おはよう、と小さく返すと、シロは窓際に座るあたしのとなりに腰をおろした。
「雪、つもったんだな」
「うん……」