運命のヒト
大我が窓ガラスのむこうに目配せする。
駐車場の敷地内にある花屋の前で、看板犬らしきダックスフンドとじゃれ合うシロの姿。
「……あ、うん。って別に付き合ったとかじゃないんだけど」
あたしは素直に答えた。
「でも、何があってもシロのそばにいようって、決めたんだ」
「ホントにいいのか?」
またしても短い質問。だけど大我が何を尋ねているのか、今度はすぐにわかった。
“シロの正体がわからないままでも、本当にいいのか?”