運命のヒト

「……うん」


そうか、と大我が答えたとき、窓の向こうでシロがこちらを向いて大きく手招きした。



「なぁなぁっ、これ買わねぇ?」

花屋の前まで行ったあたしと大我に、シロは目を輝かせて言った。


「3本で2000円にしてくれるんだってさ」

「……ナツツバキ?」

シロが指さしている苗の名前を読み上げる。


するとお店のオバサンが、はりきって答えた。


「丈夫だし育てやすいし、オススメだよ。初夏には白い花が咲くの。
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