運命のヒト

「もちろん、ロマンに生きる男だぜ?」

「なんかよけいに寒くなってきた~!」


てめぇ、とシロがあたしの頭をグリグリする。

やめて~っ、とあたしは悶えて降参する。



時計の針が、またひとつ時を進めていく。



「ふん。じゃあ俺もロマンは捨てて、現実的なことを言ってやろうか」

「なによ」

「お前さぁ。映画が好きなんだったら、そっち関係の仕事すれば?」


え?
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