運命のヒト
雅人さんはノートをあたしに差し出し、こう言った。
「歩人に頼まれたんです。
3年後のクリスマス・イブ、美園さんが時計台の下に現れたら、これを返してほしいって」
3年後――?
どういうことなの?
そして、なぜこれをシロが持ってたの?
何が何だか理解できない。
「それから、これも」
雅人さんが次に出したのは、シロの携帯電話だった。
「この中に、美園さん宛てのメールが入っています」
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