運命のヒト

雅人さんはノートをあたしに差し出し、こう言った。


「歩人に頼まれたんです。
3年後のクリスマス・イブ、美園さんが時計台の下に現れたら、これを返してほしいって」


3年後――?

どういうことなの?
そして、なぜこれをシロが持ってたの? 

何が何だか理解できない。


「それから、これも」

雅人さんが次に出したのは、シロの携帯電話だった。


「この中に、美園さん宛てのメールが入っています」

< 348 / 415 >

この作品をシェア

pagetop