運命のヒト

けど俺の方は、お前をよく知ってる。

小一のお前とたしかに遊んだし、今日ここでお前が男に傘を貸すことも日記で読んで知っていたんだから。


俺はこっそり、遊園地で遊ぶお前のあとをつけた。

背が足りなくてジェットコースターに乗れなかったお前、ソフトクリームを落としてしまったお前。

やっぱり日記で読んだ通りのことが起きていた。


俺は真剣に悩み始めた。

一体どういうことだ?
これは単なる夢じゃなさそうだ。
きっと、あの日記に関係しているって。


単に日記を読みすぎたせいで夢にまで出てきただけかも、と考えたけど、あまりにリアルすぎて現実としか思えなかった。


そこでやっと気づいたんだ。

つまり、タイムスリップ。俺は過去に飛んでるって。

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