桜、雪、あなた



ダダダダダッ!










ーきっと

気持ちよりも
体が先に反応していたんだと、思う。

気がついた時には

あたしは
ヨウスケくんの横を走り抜けていた

から。



ダダダダダッ!










「ーっ…ミオちゃんっ!!…」










久し振りに聞いた

懐かしい
ヨウスケくんの



声。



あたしの
大きな足音と

ヨウスケくんの
小さな声が重なった





「………っ!」





だけど
あたしは振り返らない。



ーと、
その瞬間










フワっ…



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