桜、雪、あなた
それから約1ヶ月後ー。
「すごーい!桜!きれいだねぇ!」
「まじでなー!ちゃんと桜を見たのってすげー久々な気ぃすんなー」
素晴らしい!
あたし晴れ女!
最高の誕生日日和じゃないですか!
ちょー快晴なんですけど!
5月。
今日はあたしの誕生日。
眠い目を擦りながら早起きをして
『ミオちゃんの誕生日はドライブがてら桜を見に行こう』
と、
ヨウスケくんが前々から計画してくれた
待ちに待った この日。
「わー!!」
「うぉー!!」
「あっ!ヨウスケくん見て見て!あそこに馬がいるーっ!」
「うおー本当だ!つーか馬でけぇっ!!」
あたしたちは
牧場が隣接している全国でも有名な お花見スポットまで遠路はるばるやって来たんだ!!
「キレイだねぇー」
「だ、なぁー」
あたしたちの目の前に広がる
大きな、大きな桜のトンネル。
広い、広い青々とした草原。
その桜並木の中を、ペットボトルのお茶片手に
出店で買った焼き鳥を頬張りながらふたりで肩を並べてゆっくりと歩いた。
『んー! ほんっとサイコーに今あたししあわせっ!!』