桜、雪、あなた
「あ、やっぱわかんない?」
「んー 見た事ないジャケットだからなぁ…」
「この前さ、一緒にカラオケ行った時おれ歌ってた歌でミオちゃんがめっちゃイイって言ってたやつ覚えてる?」
「ん?言ったっけ?」
「でたでたー。あれだよ、男と女で歌ってたやつ。女の方声高くて出ないからって、おれ全部男側で歌ってた」
「あーあーあー!あのRBのっ!すごくよかったやつでしょっ?」
「そーそー。あの歌を歌ってる子のCDなんだよね、これ。」
「えっっ!!わざわざ買ってくれたのー?!やだっ!受け取れないよっ!」
「いや、違うんだ…「お、お、お返し致しますっ!!」」
あたしは
あまりにもヨウスケくんに申し訳なさすぎて
無理ですっ!
いらないですっ!
と、
受け取ったCDを両手一杯伸ばしてヨウスケくんに押し返した。
すると
「はぁぁぁっ」
あたしの頭の上からわざとらしいため息が聞こえて
「ほらな言うと思った」
「やっぱりな」
笑いながらヨウスケくんは言ったんだ。