桜、雪、あなた



忘れられない人がいると告げられた事で。

ヨウスケくんをすきだと気付いて、
勝ち目のない恋愛に同時に失恋して。

つまり
あたしは失恋ホヤホヤ な、わけで。



「つーかタバコ大丈夫か?服に灰ついてないか?」

「あ、うんっ大っ丈夫…です…」



だけどだけどっ!
あたしのスカートほろってくれてるしっ!

(キューーーン……)

さすがに
まだ自分の気持ちに諦めをつける事なんてできなくて



「何だよーその敬語!意味わかんねーっ」



そう言って
可笑しそうに笑うヨウスケくんの笑顔が

きらきら見えて



「あははっ…」



『かっ、かっこイイ…!』

『くぁっ!…えっ、笑顔が眩しいっっ!』

『あたし恋してるっっ!』



なーんて
ヨウスケくんの反応に
いちいちときめいたりしてしまっている、わけで。

(だってこの人こんな優しかったっけ?!)

(いや、優しいか!!)

(うん。優しいもんね!)



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