桜、雪、あなた



「まじウケんだけど!隣座るぞー」

「あっ!はいっ!」



そーんなあたしの気持ちをよそに

(当たり前だけど)

ヨウスケくんはスカートにタバコの灰が付いていないのを確認すると
あたしの隣に座って



「あ、そういえばミオちゃんありがとな」

と、
タバコに火を着けながら
お礼を言ってきた。

だけど
何のお礼なのかさっぱりわからなかったあたしは



「へ?何が?」



聞き返した。

すると
ヨウスケくんが

んーっ

と、
唸ってあたしに言った。



「やー…おれ さ、ミオちゃんの誕生日の時さ
色々話したじゃん?彼女の事とか」

(ズッシーーーン)

「あ、うん…」



えぇぇぇ〜〜〜…
また恋愛の話〜?

しかも今度はヨウスケくんご本人様ですかぁぁぁ?

うぅっ…
もうこれ以上あたしの心の傷口をえぐらないでぇぇ……





「昨日、別れたさ。」





……ぇぇえ…。って。

えっ?



「えっ?!」

「別れた」



や、そりゃこの前言ってたばっかりだったし
いずれはそうなるのかなとは思っていたけど…



「………そっ、か。」



でも、それにしたって



「けじめ、つけた」



それにしたって



「うん」



早くない?




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