桜、雪、あなた
「…いつから飲んでるの?」
「…るー」
「は?」
「ひーるー。昼!2時、位から かなぁ」
「あぁ。昼ね…って昼からぁ?!」
…こんなヨウスケくん初めて見た
「…明日は休みなの?」
「おー」
『絶対何かあったんだ。』
あたしは確信した。
「……何か、あったの?」
「ははっ!まぁ、な」
だよね。
じゃないとこんな風にならないもんね
「…やけ酒?」
「んーそんなトコっすかね。だからそんなおれに付き合ってほしかったわけさーまぁ座って」
どうぞどうぞ
と、
勧められてあたしは床に腰を下ろした。
「ありがと…で、何?仕事で何かあったの?」
「いーや仕事は関係ないよ」
あれ、違うの?
「あれ?てっきり仕事だと思ってたのに」
実はあたしは今の今まで
ヨウスケくんの様子の変化の原因は仕事だろうと思っていた。
『仕事で何か悩みがあったんだろう。』
だってそれ以外に思い当たる節が無かったし、
仕事が原因だ
そう
考える方が自然だったから。
だから予想外の返答に首を傾げながら
じゃあ、何?
と、
聞こうとした時。
ヨウスケくんの顔つきが変わったのを
あたしは
見逃さなかった。