恋の魔法と甘い罠
そしたら、
「既に真っ赤なんだけど」
「えっ」
「さっき、ジョッキでビールを飲んだあと、さらにカクテルも飲んでただろ?」
「あ……」
一度外に出てしまったせいで、さっき居酒屋で二杯飲んでいたことをすっかり忘れてしまっていた。
「この間は三杯目で潰れたって聞いたけど?」
この間……
和泉さんとここで会った日のこと。
確かに記憶にあるのは三杯目まで。
元々弱いから普段はそんなに飲まないんだけれど、あの日はそんなことを考えられないくらいに心を乱していたから、飲みすぎたら潰れるということすら考えられなかった。
でも今日は――。
いつもならふらふらになっている頃なのに、普通に飲めているから不思議だ。
きっと、一旦中断して外に出ているから、その間に少しは酔いが醒めたのかもしれない。
だったらもう少し飲んでも大丈夫だよね。
なんて心に余裕が出てくる。
だって実際、頬は熱くなっているけれど、それ以外に酔っているという自覚がないんだもん。
あとで慎也さんとのことを話すのなら、少し酔っていた方が話しやすい。
ていうか、酔っていなければ話せない。
「既に真っ赤なんだけど」
「えっ」
「さっき、ジョッキでビールを飲んだあと、さらにカクテルも飲んでただろ?」
「あ……」
一度外に出てしまったせいで、さっき居酒屋で二杯飲んでいたことをすっかり忘れてしまっていた。
「この間は三杯目で潰れたって聞いたけど?」
この間……
和泉さんとここで会った日のこと。
確かに記憶にあるのは三杯目まで。
元々弱いから普段はそんなに飲まないんだけれど、あの日はそんなことを考えられないくらいに心を乱していたから、飲みすぎたら潰れるということすら考えられなかった。
でも今日は――。
いつもならふらふらになっている頃なのに、普通に飲めているから不思議だ。
きっと、一旦中断して外に出ているから、その間に少しは酔いが醒めたのかもしれない。
だったらもう少し飲んでも大丈夫だよね。
なんて心に余裕が出てくる。
だって実際、頬は熱くなっているけれど、それ以外に酔っているという自覚がないんだもん。
あとで慎也さんとのことを話すのなら、少し酔っていた方が話しやすい。
ていうか、酔っていなければ話せない。