恋の魔法と甘い罠
しばらくそうしていたら、あたしが見ていることに気づいたのか、和泉さんはこっちを見て視線を絡ませると、溜め息混じりに口を開いた。
「俺はずっと現実から目を背けてきたんだ。幸せを願いながら、隙あらばそこに入り込みたいと思う自分もいて。
――だから7年半もずるずると引きずっちまったんだ」
そう言って苦笑した和泉さんはあたしからふっと視線をそらして、自分の髪をくしゃくしゃと掻きながら、
「あー、カッコわりぃ……」
と小さく呟く。
「でも、辛くて泣きながらもちゃんと受け入れている玲夢を見ていたら、俺もそろそろ目の前の現実と向き合って、この気持ちに決着つけねぇと……って思ったんだ。そしたら不思議とさ、紗羽のことを考える時間が少なくなった」
そのまままたあたしと視線を絡ませた和泉さんは、今度はやさしく目を細めながら
「玲夢のお陰」
そう言って、ふっと微笑む。
その表情が凄くカッコ良くて、あたしの心臓は大きく、どきんっ、と跳ねた。
「俺はずっと現実から目を背けてきたんだ。幸せを願いながら、隙あらばそこに入り込みたいと思う自分もいて。
――だから7年半もずるずると引きずっちまったんだ」
そう言って苦笑した和泉さんはあたしからふっと視線をそらして、自分の髪をくしゃくしゃと掻きながら、
「あー、カッコわりぃ……」
と小さく呟く。
「でも、辛くて泣きながらもちゃんと受け入れている玲夢を見ていたら、俺もそろそろ目の前の現実と向き合って、この気持ちに決着つけねぇと……って思ったんだ。そしたら不思議とさ、紗羽のことを考える時間が少なくなった」
そのまままたあたしと視線を絡ませた和泉さんは、今度はやさしく目を細めながら
「玲夢のお陰」
そう言って、ふっと微笑む。
その表情が凄くカッコ良くて、あたしの心臓は大きく、どきんっ、と跳ねた。