恋の魔法と甘い罠
そう思ったら、
「慎也さんが腕時計を忘れていった翌日、あたし……慎也さんの家を訪ねて行ったんです。そして――」
あたしがあの日見たものをすべて口にしていた。
そんなあたしの話に、最初は目を見開いて聞いていた慎也さんだけれど、そのうちあたしから視線をそらして顔を伏せてしまった。
そしてあたしの話が終わって暫しの沈黙のあと、大きく息を吐いてから口を開いたけれど、
「俺……ちゃんと、玲夢のことが好きだから」
「えっ」
一瞬何を言っているのかわからなかった。
奥さんがいながら、あたしのことが好きだと言った?
えっ……慎也さんは何を言っているの?
答えを求めるようにこっちに注がれている慎也さんの視線を感じながらも、その言葉の意味がわからないから何を言えばいいのかもわからない。
だけど……
答えはひとつしかないよね?
「慎也さんが腕時計を忘れていった翌日、あたし……慎也さんの家を訪ねて行ったんです。そして――」
あたしがあの日見たものをすべて口にしていた。
そんなあたしの話に、最初は目を見開いて聞いていた慎也さんだけれど、そのうちあたしから視線をそらして顔を伏せてしまった。
そしてあたしの話が終わって暫しの沈黙のあと、大きく息を吐いてから口を開いたけれど、
「俺……ちゃんと、玲夢のことが好きだから」
「えっ」
一瞬何を言っているのかわからなかった。
奥さんがいながら、あたしのことが好きだと言った?
えっ……慎也さんは何を言っているの?
答えを求めるようにこっちに注がれている慎也さんの視線を感じながらも、その言葉の意味がわからないから何を言えばいいのかもわからない。
だけど……
答えはひとつしかないよね?