恋の魔法と甘い罠
「まあでも……少しずつでいいんじゃね?」
「えっ」
「会わずにいることは簡単だと思う。でも会ったときにまた胸を痛めんだよ。だったら、こうやって一日の僅かな時間でもいいから会って少しずつ胸の痛みを消していけばいい」
「……」
「まあ……言うだけなら簡単なんだけどな」
和泉さんの言うことは尤もだと思いながらも、心のどこかでもう傷つきたくないと思ってしまう。
でも和泉さんを巻き込んでおきながらそう思うのはやっぱり自分勝手だよね。
それに昨日『頑張ります』と言ったばかりなのに……。
そう思ったら、
「……はい」
無意識にコクンと頷きながらそう言っていた。
でもすぐあとに、ふと思う。
「あの……少しずつ、なんて言っていたら、どれだけかかるかわかりません。もしかしたら、何ヶ月もかかるかもしれないです」
「えっ」
「会わずにいることは簡単だと思う。でも会ったときにまた胸を痛めんだよ。だったら、こうやって一日の僅かな時間でもいいから会って少しずつ胸の痛みを消していけばいい」
「……」
「まあ……言うだけなら簡単なんだけどな」
和泉さんの言うことは尤もだと思いながらも、心のどこかでもう傷つきたくないと思ってしまう。
でも和泉さんを巻き込んでおきながらそう思うのはやっぱり自分勝手だよね。
それに昨日『頑張ります』と言ったばかりなのに……。
そう思ったら、
「……はい」
無意識にコクンと頷きながらそう言っていた。
でもすぐあとに、ふと思う。
「あの……少しずつ、なんて言っていたら、どれだけかかるかわかりません。もしかしたら、何ヶ月もかかるかもしれないです」