恋の魔法と甘い罠
けれど、ふとこうやって過ごすことになったきっかけを思い出して、ちらりと視線を上げる。
「あの……」
「ん?」
「……よく眠れましたか?」
「あー、うんまあ……」
あたしが傍にいるとよく眠れる、と言っていた和泉さんだけれど、どこか歯切れ悪くそう言うから、
「眠れなかったんですか?」
と訊いてみる。
「まあ……眠れたと言えば眠れたし、眠れなかったと言えば眠れなかった」
「……よくわかりません」
「ははは……俺もよくわかんねぇ」
和泉さんは自分の髪をくしゃくしゃと掻きながらそう言って苦笑する。
そしてちらりとあたしの方へ視線を向けてきた。
「玲夢は?」
「えっ」
「玲夢は、よく眠れた?」
あたしはよく眠るためにこうやって和泉さんといるわけではないんだけどなぁ……と思いながらも、小さく頷きながら「はい」と答えた。
「あの……」
「ん?」
「……よく眠れましたか?」
「あー、うんまあ……」
あたしが傍にいるとよく眠れる、と言っていた和泉さんだけれど、どこか歯切れ悪くそう言うから、
「眠れなかったんですか?」
と訊いてみる。
「まあ……眠れたと言えば眠れたし、眠れなかったと言えば眠れなかった」
「……よくわかりません」
「ははは……俺もよくわかんねぇ」
和泉さんは自分の髪をくしゃくしゃと掻きながらそう言って苦笑する。
そしてちらりとあたしの方へ視線を向けてきた。
「玲夢は?」
「えっ」
「玲夢は、よく眠れた?」
あたしはよく眠るためにこうやって和泉さんといるわけではないんだけどなぁ……と思いながらも、小さく頷きながら「はい」と答えた。