恋の魔法と甘い罠
あまりにも至近距離に和泉さんの顔があるから、吃驚しすぎて体を後ろに引こうとしたけれど、肩に回された腕によってそれは阻止される。



「赤すぎねぇ?」



一気に上昇した体温は頬だけではなく、耳や首筋など身体中を赤く染めてしまっていて。


それを指摘されて、慌てて俯く。


けれど、和泉さんは空いている方の手をあたしの顎に添えてそれをくいっと持ち上げると、



「!」



一気に距離を詰めて唇を合わせてきた。


啄むようなやさしいキスを繰り返したあと、和泉さんの熱い舌が唇の割れ目をつーっと撫でてから、それを割って中に入ってくる。


歯列をなぞり、咥内をゆっくり撫で回したあと、舌を激しく絡め始める。


元々熱かった身体の体温がさらに上がっていく。
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