恋の魔法と甘い罠
慌てて目の前の胸を押して顔を上げたけれど、慎也さんは待っていたかのように唇を重ねてきた。


慎也さんに引っ張られたとはいえ、あまりにもスムーズに流れるように動いてしまったこの身体。


あたしのことはなんとも思っていないとわかっているはずなのに、心臓はどきんっと高鳴るし、凄く嬉しいと思ってしまう。


ほんと、馬鹿だと思う。


そしていつものように流されるままに、慎也さんに抱かれてしまった。


それどころか、またそのまま眠ってしまって……


目が覚めたときには、隣は既にもぬけの殻だった。
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