Prisoner of Love ~全ての恋愛が失恋だとしても~
自分から切り出すには気が重かった分、
均から話を振ってくれたのは助かった。
今夜は機嫌がいいのか、それとも、均が好きな銘柄のビールを
買って帰っておいたのが功を奏したのか。
均が握っている缶ビールを見ながら、
真実は洗い物の手を止めた。

「男の子でも女の子でも着られるような服とかがいいのかなぁ…」

均の言葉に、真実は慎重に応えた。

「あの……実際に赤ちゃんに使う品物は…
 生まれてからの方が無難だと思うわ……」

極力、余計な感情を挟み込まずに言ったつもりだった。
そして、間違った事を言った訳でもなかった。
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