Prisoner of Love ~全ての恋愛が失恋だとしても~
「………………そうか……そうだね……」
均は真実から顔を逸らし、
何も無い中空を見上げて、静かに頷いた。

均が何を考えているのかが分かり、
真実は一歩、リビングへと踏み出した。
しかし、均は缶ビールをテーブルに置いて立ち上がった。

不慮の交通事故について報道するニュースキャスターの声だけが
広いリビングに流れている。

真実は慌てて言葉を継いだ。
< 68 / 146 >

この作品をシェア

pagetop