【完】短編集~幼馴染み~
あたしは昔から、由貴絡みでイジメにあっていた。
由貴も気付いてか、あたしのことを守ってくれていた。
ずっと、ずっと…隣で。

事件が起きたのは…

中学2年生のトキ――。
ウチの中学は、給食ではなくお弁当だった。
「莉紗、俺、体育なにか聞きにいかなきゃいけねぇから、先に飯食ってて」
「わかった!」
由貴が教室を出ていった。
お弁当を広げようとしたら――…
「清水さん。ちょっと、いい?」
女子3人があたしの目の前に立った。
あたしは静かに席を立ち、3人について行った。
嫌な予感は、していた。


けど、このときのあたしは…

まさか、あんな目にあうなんて、思っていなくて。

まさか、これが…

由貴が離れた、原因だったなんて、知らなくて。



あたしは、バカだった。


無意識に、由貴を…

傷付けていたのかも、しれない。


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