セックス·フレンド【完結】
「実は、詩織には言わなかったけど、今遊んでる男の子がいるのよ」


だからかもしれない。つい、こんな嘘を重ねてしまったのは。


大切な友達を安心させるために、あたしは、嘘に嘘を重ねる。


「本当に?!やだ、美杉!秘密にしてたの?水くさい」


今度は、詩織が怒る番だった。


「ごめんね。でも相手が年下の学生だから、結婚とかそういうのにはほど遠くて。だから言いづらかったの!」


「そんなこと、気にする必要ないじゃない!で、どんな子?」


「あのね…」


あたしは西村君のことを思い出しながら、自分たちの関係を、ちょっとだけ脚色して詩織に伝えた。
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