セックス·フレンド【完結】
「そう、そうだったの!なんだか安心した。古谷君と寝て、またドツボにはまったらどうしようって、ずっと心配してたから。何よ、年下だっていいじゃない!お互い好きあっていれば、年齢なんか関係ない」


詩織は、すんなりとあたしの嘘を信じ、喜んでくれた。


あたしは、いつから友達を欺くようなずるい人間になってしまったのか。


また自分が嫌いになる。


「何か進展があったら連絡するんだよ!」


弾むような詩織の声。


「もちろん!」


答えたあたしの声は、気持ちとは裏腹に弾んでいた。


「じゃあ、また」



「またね。詩織」


電話を切ったあと、あたしは開きっぱなしだったパソコンの放つ、ほの白い光を見つめ、しばし放心した。
< 176 / 322 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop