セックス·フレンド【完結】
「…いいよ、あたしたち付き合おう」


あたしの出した返事に、隆也は


「ありがとうございます」


と言った。


「ありがとうございます。大切にします」


その、かしこまった物言いが可笑しくて、あたしは吹き出してしまった。

「そんな堅苦しい告白されたの、初めて」


「笑うなよ。俺なんて、誰かに告白することが初めてだったんだから。ああ、緊張した」


つられて隆也も、ほっとしたように笑った。


なんて、純粋で愛らしい人なのだろう。


その時、あたしの中で、ようやく隆也に対する恋愛感情が芽生えた。
< 23 / 322 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop