セックス·フレンド【完結】
でも、落ち込んでばかりはいられなかった。



夏が終わると、仕事の他に、ヘアショーの準備が大詰めとなり本当に忙しかったのだ。


その上、美容学校の通信科へ入学したため、その準備と、どんどん送られてくる課題にも追われた。


9月の最初の日曜日は、いよいよ隆也の地区大会の日。


プレッシャーになりたくないと、当日も、隆也には連絡をしなかった。


ううん、違う。


隆也から連絡が来るだろうと、どこかで期待していた。


仕事中も隆也のことが気になった。


どうか勝ち進んで欲しいと願った。


そして、今夜こそいい報告が欲しい。


あたしのおかげで頑張ることができたと言って欲しい…。


でも…。


夜になっても、とうとう連絡はなかった。
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