セックス·フレンド【完結】
何かが違う。


さすがに、不安を覚えた。


もう2ヶ月近くも連絡がないなんて、おかしい。

この一年半、隆也からこれほどまでにコンタクトがなかったのは初めてのことだった。


妙な胸騒ぎがした。


電話をかけてみようか?答えを求めるのではない。今日の試合結果を聞くくらいならいいのではないか?


そう思い立った時には、でも、すでに日付の変わる寸前だった。


試合のあとは、必ず打ち上げがあると言っていた。


今は飲み会の最中かもしれない。


それより、試合の結果が思わしくなかったのかもしれない。


明日も早いかもしれない。


色々な「もしかしたら」を想定して、あたしは自分を思いとどまらせる。


でも、結局は逃げているだけだった。


隆也の答えを聞くのに、怖じ気づいている。
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