セックス·フレンド【完結】
色々考えているうちに、すっかり真夜中になってしまった。


今日は、やめよう。


あたしは携帯を放るとベッドに潜り込んだ。


ヘアショーが終わったら連絡をしよう。


その方がいい。


でなければ、初めての舞台に影響を及ぼしかねない。そうなれば先生にだって迷惑をかけてしまう。


課題の提出日だって近いし、明日は朝から予約が立て続けで入っている。寝不足じゃ、きつい。


それに、それに…。


ブランケットを頭まですっぽりと被って、あたしは身悶えた。



また、たくさんの理由をつけて現実から逃れようとしている自分が情けなかった。


その上、これまで感じたことのないいやな予感にまで苛まされ、あたしは自分の体をきつく抱きしめた。


久しぶりに、隆也の腕が、全てを忘れさせてくれる、彼とのセックスが恋しかった。
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