セックス·フレンド【完結】
でも、そういう時期が過ぎると、あたしはだんだん隆也との交際に不満を持つようになった。


他の女の子たちは、毎日恋人とデートし、1ヶ月ごとに記念日を祝い、週末はお泊まりをする。


でも部活で忙しく、そのうえ寮生活の隆也とは週末しか会えなかったし、その週末すら、大会や遠征でつぶれるのも多かった。


隆也に会えない時間、あたしは彼を思うあまり、余計なことを考えるようになった。


交際期間が増えていくにつれ、いつの間にかあたしは、ずっと前から隆也のことが大好きだったような気がしていた。


そうだ。
私はずいぶん昔から隆也に惹かれていたのだ。


そう思い込むようになった。


そうしたら、隆也を誰にも渡したくないと思い始めた。


高校時代から彼には、たくさんのファンがいて、だから、今も多くの女の子が狙っている。


日増しに大きくなる愛情は、確実に間違った方向に進んでいた。


その考えに取り憑かれるようになったあたしは、隆也の行動にいちいち口を出すようになった。
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