セックス·フレンド【完結】
「西村君だって、いい男だと思うよ」


あたしがそう返すと、彼は意外そうな顔をした。


「ウソ?本気で言ってる?」


「本気、本気」


「例えば、どんなとこが?」


「ええっとね…」


考えながら、ストローでずるずる音をたててコーラを啜るあたしを、キラキラした目で西村君が見ている。


「イケメンでしょ?」


西村君はうんうん頷きながら、「あとは?」と言わんばかりに目で訴えかけてきた。


「えっと、可愛い。あと、体のラインがきれい」

「それから?」


「うーん…。肌がつるつるしてて、睫毛が長くて、色白で、それから…」


そこで、はぁーと、西村君がため息をはいた。


「みぃたん、外見のことばっかり…」


「えぇ?」


「いや、外見誉められるのは嬉しいよ。でも、なんかさ、それだけ?って感じ。みぃたんが俺といる理由」


「そうじゃないけど…」

まさかそんなことを言われるとは思いもしなかったので、あたしは、返答に困ってしまった。


「もう、いいです」


投げやりに呟き、西村君はぷいと背中を向けた。
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